ヘアードネーション

2020年06月03日

ヘアードネーションという言葉をご存知ですか??

ヘアドネーションとは、小児がんなどの病気や先天性の無毛症、事故などで髪の毛を失ってしまった子供たちに非営利機関が人毛100%の医療用ウィッグを子供たちに無償で提供するため髪の毛を寄付する活動のことをいいます。あなたが伸ばしている髪を切り、寄付することで、簡単に社会貢献をすることができるのです。

ヘアドネーションは、特別非営利活動法人JHD&C[Japan Hair Donation and Charity]が2009年に始めました。開始当時は月に1~2件の寄付だったのが、2018年には1日200~300件の寄付数となり、過去10年間で増加し続けています。今では髪を寄付する人は20~40代の女性にとどまらず、小学生や中学生といった10代にまで広がっています。

まずは、ヘアードネーションの流れについて、みて行きましょう。

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1. 美容室を決める

JHD&Cの活動に協力している賛同サロン、または行きつけのサロンに予約をする。予約時に「ヘアドネーションがしたい」と、必ず伝えよう。賛同サロン以外のお店を利用する場合は、ドネーションカットの手順が詳細に書かれた「ヘアドネーションの方法」が書かれたPDF等を美容師さんに読んでもらい、了承を得られたら予約をしましょう。

2. 寄付する髪の長さを決める

メディカル・ウィッグにするためには、31cm以上の長さが必要です。切った後どんなヘアスタイルにするか、美容師さんとよく相談し、新しいヘアスタイルも楽しみましょう。「メディカル・ウィッグ」は、厳しい基準をクリアした「JIS規格適合品(JIS S9623)」にのみ許された名称です。JHD&Cではメディカル・ウィッグに使用する毛髪の長さを「31cm以上」と定めています。この長さは、頭をすっぽりと覆う全頭用ウィッグに用いる毛髪の世界的な基準「12インチ」をセンチメートルに換算した数字です。

3. 髪の毛を切る

髪を小さい束に分けてゴムで強めに結び、結び目の1cm上をカット。ほんの少しの湿り気もカビや雑菌の原因になります。必ずシャンプーの前にカットをしてください。湿った髪の毛は雑菌やカビが繁殖しやすく、他の方の髪の毛と混ざると全体がダメになってしまいます。せっかくの髪の毛をムダにしないために、必ず「シャンプー前のドネーションカット」をしましょう!カラー、パーマ、ブリーチヘアでもOKです!

*31cm未満でも、シャンプーやトリートメント剤、カラー剤の開発に不可欠な「評価毛」として、また美容師さんが練習で使うカットマネキンの素材として転売することで役立てています。これはウィッグ製作費の一部になります。軽く引っ張っただけで切れてしまうほどの極端なダメージがなければ大丈夫です。年齢や国籍、性別、髪色、髪質は問いません。クセ毛やグレイヘア(白髪)でも問題なく使用できます。

4. ドナーシート

髪の毛のコンディションを確認するため、JHD&C所定の「ドナーシート」記入をします。ドナーシートは任意なので、無理のない範囲で記入しましょう。

5. 返信用封筒を用意する

「あなたの髪の毛をJHD&Cが確かに受け取りました」という証明として、ポストカードタイプの「受領証」をお送りすることができます。希望する方は「返信用封筒の作り方」をご覧になり、宛先を記入して切手を貼った所定の封筒を同封してください。

6髪の毛を発送する

髪の毛・ドナーシート・返信用封筒(受領証をご希望の方のみ)を1セットにして送付してください。複数人の髪の毛をまとめて送る場合は、1名分ずつを上記のとおり1セットにしてポリ袋などに入れてください。

7. 受領証が届く

所定の返信用封筒を同封された方には、「あなたの髪の毛をJHD&Cが確かに受け取りました」という証明として、ポストカードタイプの「受領証」をお送りします。

ヘアドネーションで送られた髪の毛は、そのままウィッグとして使われる訳ではなく、丁寧に洗浄され、薬剤で処理をされてからウィッグに加工されるそうです。切ったままの髪の毛には、シャンプーやトリートメントのシリコンや汚れ等がたくさん付着しているので、そのままではウィッグにできないそう。本物の髪の毛で作った、加工した髪の毛、みたいな感じです。ヘアドネーションで送られた髪の毛は、そのままウィッグとして使われる訳ではなく、丁寧に洗浄され、薬剤で処理をされてからウィッグに加工されるそうです。

一人の子にウィッグを贈るのに、20人から30人分31cm以上の長さの髪の毛が必要です。

世界には、このウィッグを待ち望んでいる子供たちが大勢います。


もし、髪を切ろうと思っている人がいたら、

この機会にその髪を子供たちのために、

役立たせてみては?


参考文献:https://www.jhdac.org/

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